10代と組むための実務ガイド自治体・企業・報道が最初に決めること
TEIGEN JPは、2023年6月に東京都足立区で設立した学生団体です。高校生・大学生38名(2026年6月時点)が、主権者教育・若者参画と、掃除教育・公共心教育の二本柱で活動しています。
行政・議会・学校・企業・報道と協働してきた立場から言えることが一つあります。
このページは、立場ごとに「最初に決めること」を並べ、実務記事へ案内するための索引です。
自治体・議会・選挙管理委員会の方
若年層の投票率を上げたいという課題は、啓発物の量では動きにくいことが知られています。2022年参議院選挙における18・19歳の投票率は34.49%(総務省)ですが、これを関心の低さの証明として読むと、打ち手が広報に偏ります。
最初に決めるのは、対象・時期・成果・体制の4つです。
- 対象は、18歳直前ではなくその手前に置く
- 時期は、学校の年間計画に合わせて前年度の秋までに打診する
- 成果は、投票率だけでなく「何人が、何を決める経験をしたか」で書く
- 体制は、初年度から共催にせず助言・後援から始める
記事はこちらです。
- 自治体が主権者教育・選挙啓発を企画するとき|対象・時期・成果の決め方 — 4つの決め方を表で整理
- 模擬選挙を自分の街で開くには|行政・選挙管理委員会への相談手順 — 共催・後援・協力の違いと、初回面談で聞くこと
- 学校教育の政治的中立性|授業でできること・避けること — 行政が関与するときに必ず出る論点
TEIGEN JPは、足立区役所・区議会・教育委員会・選挙管理委員会と共創して「モギ区長選」を実施しています。2025年の開催では中高生30名が参加し、区議会議員11名が協力しました。制度設計の研究としては、13〜24歳の声を政策形成へ接続する足立区若者議会構想を5段階で公開しています。
ご相談はお問い合わせから承ります。

企業・財団の方
10代の団体との関わりは、協賛・寄付/共創(事業開発)/登壇・研修の3つに分かれます。混ぜると、どれも中途半端になります。
多くの取り組みは共創のつもりで協賛の形をとり、報告書だけが残ります。資金だけを出す関係は、金額が増えても質が変わりません。一方で、自社の専門知見を教材に落とし込む関係は、双方に資産が残ります。
- 企業が10代と組むとき|協賛で終わらせない共創の設計 — 3つの形の使い分けと、社内で説明するための4点
- 10代・高校生への登壇依頼|「若者代表」で終わらせない企画設計 — 社員向けイベント・研修で依頼するとき
TEIGEN JPは、小学校向けの掃除教育の出前授業「地域をまもれ!おそうじ隊」のカリキュラムを、株式会社ダスキンの協力のもとで開発しました。支援の使途は5区分で公開しており、2026年のクラウドファンディングでは26名から目標の139%・総額279,000円の支援をいただきました。
協働メニューは学校・自治体との連携に、ご相談はお問い合わせから承ります。
報道・メディアの方
取材の可否を早く返せるかどうかは、依頼文に媒体名・テーマ・聞きたいことの範囲・形式・希望日程・掲載予定時期が書かれているかで決まります。
未成年への配慮は、氏名の公開範囲・顔の写り方・二次利用の3つに分けて確認してください。同意の取得には日数がかかるため、掲載予定時期を最初にお伝えいただけると、間に合う範囲で人選できます。
- 10代の団体に取材するとき|依頼の書き方と未成年への配慮 — 依頼文の6項目、質問のつくり方、事実確認の進め方
FACT SHEET、代表プロフィール、プレスキットはニュースルームで公開しています。事実確認・取材のご連絡は contact@teigenjp.org へ、件名に【取材】と明記のうえお願いします。
学校・教育委員会の方
授業として実施する場合に決めるのは、時数・時期・対象学年です。学校向けの案内は別のページにまとめています。
- 主権者教育・掃除教育のご相談ガイド — 立場別の索引
- 主権者教育とは|授業で扱うときの5つの論点 — 授業設計の考え方
立場を問わず確認されること
中立性
TEIGEN JPは、組織として特定の政党・候補者を支持または反対せず、投票先の誘導を行わない方針を役員会で合意し、公開しています。授業でも実在の政党・候補者・争点の賛否は扱わず、参加者が立案した政策どうしを比較する形にしています。
未成年メンバーの情報
本人と保護者の同意の範囲でのみ掲載しており、学年と地域だけの匿名表記としている箇所があります。取材・広報物でも同じ範囲で調整させてください。
数字の定義
掲載している数値には時点を明記しています。定義と出典は実績と外部評価に記載しています。引用の際は「メンバー38名(2026年6月時点)」のように、時点の表記を残していただけると助かります。