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Questioner Interview

0から1は、想像より泥臭い。

後藤 匡胤

MASATSUGU GOTO

掃除教育事業部 マネージャー|2期生(2024年度入会)/中央大学文学部

ニュージーランドで受けた衝撃から、「掃除教育」は生まれた。この美しい日本を後世に引き継ぎたい——その思いで事業を0から立ち上げたマネージャーが語る、原点と、「つくる」ことのリアル。

「掃除教育」というテーマは、どこから生まれたのですか。

ニュージーランドに1年間留学したことがきっかけです。街並みや学校の汚さ、そして人々の美的意識や衛生観念、感覚の違いに、大きな衝撃を受けました。学校のトイレの便器の中に食パンが落ちているのを見たとき——日本の環境がいかに綺麗だったかを、改めて実感したんです。

ナゼ?日本はこれほど綺麗なのか。その問いに、どう答えを見つけたのですか。

たどり着いたのは、小学生の頃に「面倒くさい」と思いながらやっていた、あの「掃除の時間」でした。日本人の美徳や意識は、実はあの毎日の掃除によって育まれているのではないか、と。近年はオーバーツーリズムなどで日本の美しさが損なわれつつあります。その現状を目の当たりにしながら帰国し、この美しい日本を後世に引き継いでいきたいという強い思いから、活動を始めました。

掃除を「教育」として捉え直すと、何が見えてきますか。

掃除は、いちばん身近な「社会参加」だということです。自分の教室やまちを自分の手で整える経験は、子どもが最初にできる公共への貢献になる。海外の学校では清掃は業者の仕事であることが多く、日本の学校清掃は世界的に見ても特別な教育文化です。それを「やらされる作業」で終わらせたくありませんでした。

学校の便器の中に、食パンが落ちていた。日本の“当たり前の綺麗”は、当たり前じゃない。

2025年12月、足立小学校での初開催。当日を振り返ってどうですか。

5年生3学級での実施でした。最初の「ナゼ、掃除をするのか?」という問いかけに教室が一瞬静かになって、そこから手が挙がり始めた瞬間は忘れられません。準備は資料作成、先生方との調整、メンバーのマネジメント——正直、泥臭い実務の連続です。でも、0から1が生まれる瞬間は、その全部に値します。

この事業を通じて、何が身につきましたか。

企画運営の実務力です。メール、資料、進行管理、関係各所との調整。将来は起業したいと考えているので、0から1を生み出した経験は最大の糧です。TEIGEN JPは「挑戦の土壌」という言い方をしますが、本当にその通りだと思います。

次の展望を教えてください。

継続開催と、他校への展開です。一回の授業で終わらせず、学校と地域の文化に根づかせるところまでが、僕たちの仕事だと思っています。

PROFILE
後藤匡胤(ごとう・まさつぐ)。2期生(2024年度入会)。掃除教育事業部マネージャーとして、小学校への出前授業の企画・運営を統括。中央大学文学部。

※本記事は公開準備中のドラフト版です。掲載内容は本人の確認を経て正式公開されます。