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10代が社会活動の参加先を探すとき

公開

「学校の外で何かやってみたい」と思っても、どこを探せばよいのか、入ってみて合わなかったらどうするのか、そもそも募集していなかったらどうするのか——最初の一歩でつまずくことがあります。

ロゴパネルを中央に掲げ、ひな壇に並ぶ運営メンバーの集合写真

10代が社会活動の参加先を探すとき選び方と、募集がないときの動き方

学校の外で何かをやってみたい。そう思ったときに最初に来るのは、やる気の問題ではなく情報の問題です。

どこに何があるのか分からない。見つけても、入っていいのか分からない。入り口の前で止まっている人はたくさんいます。

この記事は、10代が運営する団体の側から、探し方と選び方を書いたものです。

この記事は、こんな方に向けています

  • 学校の外で社会に関わる活動をしてみたい中高生
  • 学生団体やボランティアの探し方が分からない方
  • 入る前に何を確認すればよいか知りたい方
  • 募集が閉じていて、次の手が分からない方
  • まわりに同じことをしている人がいない方

どこを探すか|近い順に見る

いきなり全国区の団体を探すより、距離の近い順に見たほうが見つかります。

探す場所見つかるもの動きやすさ
学校の先生・進路指導過去に生徒が参加した先いちばん早い
自治体の広報・公式サイト審議会の公募委員、ユース事業
図書館・公民館・児童館地域の活動、掲示板
生徒会・部活動校内で今すぐできること早い
団体の公式サイト全国区の学生団体時期による

見落とされがちなのが、自治体の公募です。子ども・若者の意見を聞く会議や、ユース向けの事業を持つ自治体は増えています。「(市区町村名)+ 若者 意見」「(市区町村名)+ 中高生 公募」で検索してみてください。

先生に聞くのも有効です。過去に同じことをした生徒がいれば、その経路をそのまま辿れます。

何を確認して選ぶか|5つ

団体の見た目や実績より先に、次を確認してください。

  • 責任者が公開されているか——代表の氏名と、団体としての連絡先
  • 活動場所が把握できるか——公共施設・学校・オンラインなど
  • どのくらい時間を使うか——週あたりの目安、繁忙期、試験期間の扱い
  • お金がかかるか——参加費、交通費の負担
  • 抜けられるか——やめ方が説明されているか

5つめは、実は最も大事です。やめ方が書かれていない場所は、入るときに慎重になったほうがいい

連絡が個人のSNSしかない場合は、必ず保護者に相談してください。相談する側の考え方は子どもが学生団体を始めたらにまとめています。

議場に集まり、地域の課題について議論する中高生

「やりたいことが決まっていない」まま探していい

参加先を探すとき、「自分は何がやりたいのか」を先に決めようとして止まる人がいます。

決まっていなくて構いません。やってみないと、何が向いているかは分からないからです。

代わりに、次の言い方で探してみてください。

  • 「気になっていること」で探す——街のこと、学校のこと、環境、政治、教育
  • 「やってみたい形」で探す——人と話す、書く、企画する、体を動かす
  • 「行ける範囲」で探す——通学路の途中、週末に行ける距離

3つのうち1つでも決まれば、検索の言葉が出ます。

募集していなかったときの3つの手

行きたい団体が見つかっても、募集の時期が合わないことがあります。多くの学生団体は、新規メンバーの募集を年に1回程度しか行いません。

そのときの手は3つです。

  1. 見学・イベント参加を聞いてみる——募集していなくても、公開の行事はあることが多い
  2. 次の募集の時期を聞いておく——連絡先を残しておけば、案内が届く場合がある
  3. 自分で始めてしまう——実はこれが最も早いことがある

3つめは無茶に聞こえるかもしれませんが、TEIGEN JP自体がその形で始まりました。参加できる場所がなかったので、つくったというのが実際です。

始め方は高校生の学生団体立ち上げに、最初の3か月でやることとして整理しています。

入ったあとに来る停滞は、あなたのせいではない

参加してしばらくすると、人が減ったり、話が進まなくなったりする時期が来ます。

これはほぼ必ず来るもので、あなたの熱意が足りないから起きるのではありません。役割が決まっていない、締切がない、といった構造の問題であることがほとんどです。

原因と立て直し方は学生団体に人が集まらない・続かない理由にまとめています。

TEIGEN JPの場合

TEIGEN JPは、2023年6月に東京都足立区で設立した学生団体です。高校生・大学生38名(2026年6月時点)が、一都三県から参加しています。

活動は、足立区役所・区議会・教育委員会・選挙管理委員会と共創する体験型主権者教育「モギ区長選」と、株式会社ダスキンの協力のもと開発した小学校向けの掃除教育の出前授業「地域をまもれ!おそうじ隊」です。

  • 東京での新規メンバー募集は、原則として年1回です
  • 自分の街で始めたい方への立ち上げ相談は、30分・無料・オンラインで通年受け付けています

立ち上げ相談では、モギ区長選とおそうじ隊のモデル・教材・運営ノウハウを共有し、立ち上げまで伴走します。企画案や地域が決まっていなくても構いません。

入る前に活動の実際を知りたい方は、参加のまえにを読んでください。責任・活動頻度・組織が守ることを率直に書いた文書で、良いことだけを書いていません。

ご相談はお問い合わせから承ります。

よくあるご質問

高校1年生ですが、まだ早いでしょうか。
早くありません。当団体も、設立時のメンバーは高校生でした。学年より、週にどのくらい時間を使えるかを先に確かめておくほうが大事です。始めてから学業と衝突すると調整が難しくなるので、繁忙期と試験期間の扱いを事前に聞いておいてください。
学生団体に入りたいのですが、募集が閉じていました。
3つの手があります。募集していなくても公開の行事があることが多いので、見学やイベント参加を聞いてみること。次の募集時期を聞いて連絡先を残しておくこと。そして、自分で始めてしまうことです。3つめは無茶に聞こえますが、当団体自体が参加できる場所がなかったので始まりました。
何がやりたいのか、自分でも分かっていません。
決まっていなくて構いません。やってみないと何が向いているかは分からないからです。かわりに、気になっていること、やってみたい形、行ける範囲の3つのうち1つを決めてみてください。1つ決まれば検索する言葉が出ます。
保護者に反対されそうです。
反対の理由は、たいてい安全・活動量・進路の3つに分かれます。責任者の氏名と連絡先が公開されているか、活動場所が把握できるか、週あたりどのくらい時間を使うかを先に調べて示すと、話が進みやすくなります。保護者の方向けの記事も公開しているので、一緒に読んでもらう方法もあります。
東京に住んでいませんが、参加できますか。
新規メンバーの募集は東京での活動が中心ですが、自分の街で始めたい方への立ち上げ相談は地域を問わず、30分・無料・オンラインで通年受け付けています。モデル・教材・運営ノウハウを共有し、立ち上げまで伴走します。企画案や地域が決まっていない段階でも構いません。